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SUPER GT

マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号 開幕戦で3位表彰台を獲得!

2020/07/19

2020年SUPER GTシリーズ第1戦は、7月19日に富士スピードウェイ(静岡県)において300kmレースとして開催。GT300クラス予選6位からスタートした#5 マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号(坂口夏月/平木湧也)は、タイヤ無交換作戦を敢行し、終盤の5台によるバトルを制して3位表彰台を獲得。幸先良いスタートを切った。

 

当初は4月に岡山国際サーキットで開幕する予定だったSUPER GT 2020シリーズ。しかし新型コロナウィルス感染症の拡大により、3月の岡山合同テスト以降のスケジュールが白紙となり、6月に富士スピードウェイ(4戦)、鈴鹿サーキット(2戦)、ツインリンクもてぎ(2戦)の3コースにおいて全8戦でシリーズを戦うこととなった。さらに第4戦もてぎまでは無観客レースとなることも併せて発表された。

 

コロナ対策として、チームスタッフはドライバーを含めて16名に制限され、現地入りするメンバーは大会の2週間前から毎日、検温を含む症状確認をネットで送付するなどチェック態勢が敷かれ、サーキット入場時にもゲートで検温し常にマスク着用が義務付けられた。

 

ワンデイイベントとなった開幕戦だが、18日午後には公式練習が行われた。当初16時より予定されていたが、午前中に降雨に見舞われたことも影響し濃霧が発生。1時間15分遅れの17時15分に始まった。このセッションでマッハ車検 GTNET MC86 マッハ号は、クラス29台中14位とまずまずのタイムをマーク。車両は入念にチェックされ翌日の予選/決勝に備えた。

 

 

◆公式予選

前夜の雨も朝までには上がり、晴れ間も見えてきた。GT300クラスの公式予選は、昨年のランキングを元に14台のAグループ、15台のBグループに区分され、マッハ車検 GTNET MC86 マッハ号はBグループとなった。AグループのQ1開始時点では100Rからヘアピンにかけてウェットパッチが残っていたコースコンディションだったが、BグループのQ1が始まるまでにコースはほぼ乾いていた。

 

Q1を担当したのは坂口。入念にタイヤを温めた坂口は4周目に1分37秒008で4位につけると、セッション終了間際の5周目に1分36秒651へタイムアップ。これが3位のタイムとなり各グループ8台計16台が上位グリッドを争うQ2への進出を決めた。Q2では平木がコースイン。前日の公式練習で使用したユーズドタイヤでのアタックながら、平木は5周目に1分36秒945で6位となり、決勝レースは3列目からスタートとなった。決勝スタートで履くタイヤは抽選により平木がアタックしたユーズドのタイヤとなったが、チームはタイヤ無交換作戦を採ることとした。

 

◆決勝レース

決勝レースの前に20分間のウォームアップ走行が行われた。今回はパトカーと白バイが先導するパレードラップが行われないため、1周のフォーメーションラップ後にスタートとなる。軽量なことで序盤にタイヤを十分に温められない可能性もあり、このセッションではタイヤを消耗させないように注意しながらタイヤに熱を入れて待機した。

 

15時にフォーメーションラップがスタート。GT300クラスは15時4分にグリーンシグナルとなったが、直後にGT500クラス車両のアクシデントが発生。いきなりセーフティカー(SC)が導入となった。4周完了時点でSCが隊列から離れバトル再開。スタートを担当した平木は、オープニングラップでポジションをひとつ落としたが、9周目には6位に順位を戻し、さらに10周目には5位に。タイヤを最後までもたせられるよう、タイヤマネジメントをしながら周回を重ね、21周でピットイン。燃料補給とドライバー交代のみで、予定どおりタイヤ交換をせずに坂口がコースに戻った。

 

中盤の34周目に接触のためにコース上で身動きの取れない車両があったことで、2度目のSCランとなった。39周完了でバトル再開となると、ルーティーンピットを遅らせていた車両が一気にピットへ。これで坂口は3位に順位を上げた。SCランとなったことで各車の差はグッと縮まっており、坂口の後方には#56 GT-Rと#65メルセデスが迫っていた。

 

当初後方の2台が激しい4位争いのバトルを繰り広げていたが、坂口のタイヤはかなり磨耗しており2台が接近。さらにこの3台による3位争いに2台の車両が追いつき、54周目には5台による3位争いとなった。ワンミスで3位から一気に7位まで順位を下げることもあるわけで、坂口は集中してドライブ。そして62周でレースはチェッカー。坂口は逃げ切り3位でゴール。昨年の鈴鹿以来の表彰台を獲得した。

 

 

◆坂口夏月

「平木がタイヤをマネジメントしてくれたおかげで最後まで順位を守ることができました。ミスなく走れば表彰台には行けるとは思っていましたが、SCでマージンがなくなり苦しい展開になりました。特に最後の15周は結構リヤタイヤがズルズルでテクニカル区間を含むセクター3ではアクセルを踏んでいけない状態でした。最後の10周は無線も入って来なくなりましたが、集中して走ることができました。次のレースは33kgのウェイトを積みますが、しっかりとポイントを取るレースにしたいと思っています」

 

◆平木湧也

「(坂口)夏月とコンビを組んで3年目ですが、タイヤ無交換の作戦でしたので、後半を担当する夏月の為に、リヤタイヤをセーブしながらチームの作戦通りの走りが出来ました。土日と通してクルマのペースが良いのは分かっていたので、自信を持ってレースに臨めました。誰もウェイトを積んでいない状態でこの3位という順位を残せたということは、すごく自信になったと思いますし今後のレースにも生きてくると思います」

 

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