2018 Rd.2 SUGOスーパー耐久3時間レース    2018年4月28日(土)・4月29日(日)

ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018第2戦は、4月29〜30日にスポーツランドSUGO(宮城県)において、3時間レースとして開催。予選3位からスタートしたY’s distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/星野一樹/藤波清斗)は、前回優勝したことで搭載した30kgのハンディウェイトも効き苦戦を強いられたが、5位でゴールし着実にポイントを加算した。

 スポーツランドSUGOは東北地方随一のコース。タイトなコーナーが多くコース幅も狭いため、接触やアクシデントも起きがちで、SUPER GTレースでは”魔物が棲む”と呼ばれる。また高低差もあり、ホームストレートは急な登り、バックストレートは一気に坂を駆け下りブレーキにも厳しい。30kgのウェイトを搭載していることもあり、3時間レースを最後まで走りきることが肝心となる。

◆公式予選
ゴールデンウィークに入ったSUGOは初夏の爽やかな天候に恵まれた。今回は全7つのクラスに計54台がエントリー。Y’s distraction GTNET GT-Rの区分されるST-Xクラスには3台のGT-Rを含む計8台が参戦した。公式予選はA、Bドライバーのベストタイム合算で争われ、30kgのウェイトを搭載しながらも浜野と星野のタイムで3位という予想を上回る良いポジションを得た。

◆決勝レース
29日の決勝日も前日同様、爽やかな晴天に恵まれ気温も25℃近くまで上昇し汗ばむほどとなった。参加台数が多くピットガレージの数も少ないため、今回は決勝レースも予選同様Gr-1(ST-X、TCR、1、2、3クラス)、Gr-2(ST-4、5クラス)に分け、Gr-2は28日に3時間レースを行った。5クラス計30台が出走したGr-1の決勝レースは、13時58分にスタート。ステアリングを握った星野は前を走る#3 GT-Rから離れることなく序盤を周回した。

 スタート20分ほどでコース脇に停止した車両が2台あり、これを排除するために8分間ほどFCY(フルコースイエロー)となった。これでトップ車両との差は詰まったが、この直後に星野に対し黄旗追い越しのためにドライブスルーのペナルティが課せられ、31周でピットロードを通過してこれを消化。ポジションをひとつ落とした4位となり、これでトップとの差は30秒近く離れることとなった。さらにこの序盤のFCYのタイミングで最初のピットインを行った#82アウディが、中盤にはトップに立ちレースを支配し結果的には2位表彰台を獲得した。今後はさまざまな場面をシミュレーションし、大胆な作戦の採用も必要になることだろう。

 星野は44周でピットインして浜野に交代。浜野は5位でコースへ戻った。トップの2台も47周目にピットインすると、これでトップはSC導入時にピットインして1回目のドライバー交代を済ませた#82アウディとなった。浜野は順位を守ったまま周回を続けるが、4位との差はなかなか詰められない。70周で浜野はピットインして藤波に交代。タイヤは無交換で藤波のスティントに賭けた。

 74周目までに上位陣が2回目のピットインを済ませると、藤波はタイヤ無交換が功を奏して4位に順位を上げていたが、真後ろにはフレッシュタイヤに交換した#3 GT-Rが迫っていた。藤波は巧みなブロックで順位を守っていたが、91周目に逆転を許し5位へポジションダウン。トップには1周遅れとなったものの、最後まで走りきり5位を守ってゴールしポイントを着実に加算した。

 シリーズランキング2位の状態で迎える次戦は、今年一番の山場となる富士24時間。国内では10年ぶりとなる24時間レースで結果を残せるよう万全の体制で臨む。


浜野彰彦
「僕個人的には、前回が(GT-R GT3での)初めてのレースだったので、今回でかなりクルマに慣れてきた部分があって、いろんなことを考えながら乗れるようになってきています。今年は24時間レースを焦点にして考えているので、とにかくチームに貢献して富士でいい結果を出したいです」

星野一樹
「今回は30kgのウェイトもありペース的に苦しかったです。ちょうどSPコーナーで黄旗が出るか出ないかのタイミングで、(次のポストで)グリーンが出るまで我慢していたつもりだったんですが、ペナルティを取られてしまいました。苦しい状況の中でも、何とかポイントは取れました。シリーズを考えてもランキング2位なので、次も頑張りたいと思います」

藤波清斗
「悔しいレースになりましたね。2回目のピットストップでタイヤ無交換を試みたのですが、ダメでした。でも、まだシリーズは終わったわけではないですし、次の24時間で大量ポイントを取れば、まだまだいけると思います。とにかく次の富士では頑張ります」

尾本直史チーム監督
「30kgのウェイトがちょっと影響したのだと思います。ST-Xクラスは接戦なのでちょっとした差で予選の順位も変わってしまいます。ただGT-Rの中でも速さの面では負けていないと思うので、今回の結果で、チームの体制やみんなの方向性をもう一度確認してまとめていきます。富士24時間では安田(裕信)が加入し、5人目にもリザーブドライバーの起用を検討しています」

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