2018 Rd.1 SUZUKA S耐 春の陣    2018年3月31日(土)・4月1日(日)

ピレリ・スーパー耐久シリーズ2018第1戦は、3月31日〜4月1日に鈴鹿サーキット(三重県)におい
て、5時間レースとして開催。予選3位からスタートしたY’s distraction GTNET GT-R(浜野彰彦/
星野一樹/藤波清斗)は、序盤から安定した速さを発揮しトップから離されることなく周回を続け、
レース中盤のピットインのタイミングも良くトップに浮上。ライバルのGT-Rとデッドヒートを演じ、最
後は逃げ切って優勝。昨年鈴鹿で開催された第3戦以来の優勝を飾った。
今年のS耐は、コントロールタイヤがヨコハマからピレリに変更。また参加台数が増えたこともあ
り安全性を高めるために、フルコースイエロー(FCY)というシステムを導入することになった。この
FCYは、障害物を排除する際に危険な区間だけを追い越し禁止にするのではなくコース全周を追
い越し禁止とし、さらに今回は全車両の速度を50km/hに制限することとした。したがってFCYが長
く続く際にタイミング良くピット作業ができればタイムロスは少なくなり、レース展開も予測がつか
ず面白みが増すこととなった。

◆公式予選
サーキットの桜も散り始めた暖かい週末。今回は全7つのクラスに計52台がエントリー。Y’s
distraction GTNET GT-Rの区分されるST-Xクラスには3台のGT-Rを含む計9台が参戦した。31
日朝に行われたフリー走行では、2位のタイムをマークしまずまずの走り出しとなった。公式予選
はA、Bドライバーのベストタイム合算で争われるが、Bドライバーの星野はコース終盤までトップ
タイムでアタックしながら、高速コーナーの130Rで進路を塞がれあわやコースアウトという状態に
なりタイムロス。タイム合算の結果、3位。3台のGT-Rがトップ3を独占する結果となった。

◆決勝レース
1日の決勝日も前日同様、暖かい一日となった。12時20分にグリーンランプが点灯して5時間の
決勝レースがスタート。オープニングラップからコースの2箇所で車両が動けなくなったこともあり
、いきなりFCYが導入。最初のスティントを受け持った星野は落ついて順位をキープ。2位の車両
に引き離されることなく安定した速さで周回を重ねた。3台のGT-Rの中で最も長くコースにとどま
った星野は暫定トップに立った37周でピットイン。ここで藤波に交代した。
 藤波は3位でコースに戻ると、早めに2回目のピットインを済ませたライバルGT-Rを51周目のシ
ケインでかわして2位へ浮上した。そして74周でピットインしたそのタイミングで短時間ながらFCY
となっていた。交代してコースに戻った浜野は難なくトップに浮上した。今回初めてGT-RでST-X
クラスに参戦した浜野は、慣れない車両ながら慎重にドライブを続けた。しかし2位を走行してい
たポールスタートのGT-Rが浜野の背後に接近。88周目のシケインで逆転を許すが、相手も止ま
りきれずに浜野はトップを守ることができた。
 その7周後、この日6回目のFCYが導入される直前のタイミング、浜野はヘアピンで追突を受け
てスピン。しかしトップと16秒差の2位を守って100周でこのレース最後のピットイン。ここで再度藤
波の担当となった。最後のドライバーに交代した時点で2台には15秒の差があったが、ここで先
ほどの接触が危険行為とされ、ライバルのGT-Rにはドライブスルーペナルティが課せられること
となった。
 104周でライバルがペナルティを消化する間に、藤波は難なくトップに浮上。そのまま10秒以上
の差を守って133周でトップチェッカー。昨年の第3戦鈴鹿以来の優勝を遂げ、幸先よく開幕戦を
制することとなった。


浜野彰彦
「ピットアウトした時にトップというベストなタイミングでした。GT3仕様のGT-Rでレースは初めてだ
ということもあり、イマイチ乗り切れていなくて思うようにペースが上がらない状態でした。後ろか
ら追って来ているのは分かっていましたが、追突されてスピンを喫してしまいました。良い環境で
乗せてもらっているチームに感謝。しかしST-Xクラス最初のレースで優勝だなんて信じられない
です」

星野一樹
「予選では遅いクルマに引っかかってしまいましたが、クルマが速いことは分かっていましたし、5
時間と長いレースでしたから後半勝負でチャンスは十分にあると思っていました。2回目のピット
インもベストなタイミングでした。タイヤ銘柄が変わりましたが、チームもそれにアジャストしてくれ
て完璧な優勝です。これで鈴鹿のS耐は5年で4勝と相性が良いです!」

藤波清斗
「本当にうれしいの一言です。去年は、オーポリ戦で接触されたことによりタイヤがバーストして4
位になったこともあり浜野選手がヘアピンで追突された時はドキッとしましたがそのまま走れて本
当に良かったです。今日は最初のスティント130Rで飛び出したりもしましたが次回から精度をあ
げていきたいと思います。最後は10秒ちょっとの距離があることは分かっていました。「とにかく優
勝できて最高です」

尾本直史チーム監督
「決勝のセッティングもうまく決まっていましたが、開幕戦だし長いレースなので淡々と行こうという
話をしていました。1回目のピット作業でインパクトレンチのトルクが上がらず、時間がかかりまし
たが変更することで問題はなくなりました。途中から問題もなくなりました。今後のウェイトハンデ
ィがちょっと不安ですが、勝てる時に勝つのが大事でしょう!」

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